専業主婦だからといって、事業主として開業することを諦めていませんか？せっかく資格をお持ちなら、最大限活かすことをおすすめします。この記事では、専業主婦が個人事業主として開業するメリットについて解説します。
専業主婦が個人事業主として開業するメリット
専業主婦が個人事業主としてサロンを開業するメリットとしては、次のような点が考えられます。
- 時間に拘束されずに自分のペースで働くことができる
- 好きなことに挑戦できる、スキルアップや行動力につなげられる
自分の裁量で働いたり、新たな分野に挑戦できるということが、大きなメリットに感じられる可能性があるでしょう。
個人事業主になると収入が上がるって本当？
個人事業主として経営する場合、「収入−支出＝利益」になるわけではありません。ただ、仕事に使用する消耗品や機材、工事や広告宣伝にかかった費用などについては、経費として計上できるものもあります。また、自宅でサロンを開業する場合は、家賃や水道光熱費、通信費などについても、按分し、一部を経費計上できることもあるのでチェックしておきましょう。
個人事業主でも扶養家族のまま開業できる？
専業主婦の場合、家族の扶養に入っている人も多いでしょう。個人事業主として開業するとなると「扶養内で働くことはできるのか？」と不安になる人もいるのではないでしょうか。
収入を得ることで、支払いの義務が発生する主な税金には、「所得税」「住民税」「健康保険」が挙げられます。まず、所得税についてですが、所得税は収入があっても年収150万円（2018年より改正）以内であれば、扶養内で働くことができ、家族扶養のままで開業できるとされています。
ただし、住民税に関しては、地域によって算出方法が異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。健康保険についても、健康保険組合によって扱いが異なります。組合によっては、個人事業主だとどのような条件でも加入できないというケースもあるようです。現在、加入している健康保険の種類を確認し、開業後にどのような手続きが必要になるか問い合わせておきましょう。
開業する前に不安な点は専門家に相談して解消を
専業主婦であっても、税務署へ「開業届」を提出すれば個人事業主としてサロン経営を始めることが可能です。個人事業主になることで、趣味を仕事にできる、今よりストレスなく働けるなどのメリットが生まれることもあるでしょう。開業をしても扶養の範囲で働くことは可能ですが、税金や健康保険などの種類によっては難しい場合もあります。開業を検討する場合は、事前に確認しておくことが大切になるでしょう。また、不安な場合は税理士などの専門家や、税務署、自治体等の窓口に相談に行かれることをおすすめします。
