どんなお店でも、3年以上経営が続けられるのは一握り、という厳しい現実も見られる中、長くサロンを続けていくには、オリジナリティを出すことが重要なポイントとなるでしょう。この記事では、サロン経営で失敗しやすいポイントや、他店との差別化を図るためのヒントをご紹介します。
サロン経営で失敗しやすいポイント
料金設定が低すぎる
サロン経営で失敗しやすいポイントのひとつは、料金設定が低すぎるケースです。集客に悩んでいる場合、施術の料金を下げればお客さんが増えるのではないか、と考えるかもしれません。確かに最初は低額に惹かれてお客様の来店があるかもしれません。ですが、一度金額を下げてしまうと、後に料金を上げにくくなるリスクも生まれる可能性があります。
また、小規模のサロンの場合、稼働枠が限られてしまうため、料金を下げると利益も上がらなくなる可能性が出てくるでしょう。特にライバルが大手の場合、資金・人材力などの面で厳しい競争となることも考えられます。経営が上手くいかなくなると、好きで始めたエステサロンでも「何のためにやってるのか？」と感じてしまうことにもつながりかねないでしょう。
宣伝広告費の負担が大きい
新たな顧客獲得には広告宣伝を打つことは重要です。ですが、力を入れすぎるのも注意が必要です。広告を打ったからといって、必ずしも集客につながるとは言い切れません。出すたびに費用もかかるので、経営状況に合わせ、時には宣伝方法を変えてみるなど、柔軟な対応も大切になるでしょう。
他店と差別化を図るヒントは？
長くサロンを続けるためには、他店との差別化を図ることも重要です。例えば自分は何が得意なのかを明確化し、得意なことに特化したサロンに変えていくのもひとつです。あるいは、周辺サロンやお客様のニーズを徹底的にリサーチし、求められているニーズに合わせて「理想のサロン」を作っていく方法もあるでしょう。また、個人サロンであれば大手ではできない細やかなサービス、メニューを打ち出すというのもいいかもしれません。
自分自身がワクワクするメニューを打ち出す
他店との差別化を図る上では、自分自身がワクワクするメニューを提供するというのもいいかもしれません。「こんなメニューがあるなら通いたい」と自分自身が思えるサロンなら、自然と集客や周りとの差別化にもつながっていくはずだからです。
例えば、耳つぼダイエットを取り入れる、というのも方法のひとつです。耳つぼダイエットは畳一枚でも施術スペースがあればサービスを提供できる上、短期間で資格取得を目指せるというメリットもあります。施術時間は15～20分程度で可能なので、エステサロンや美容系のお店であれば、通常のメニューに加え、新メニューや新オプションとしてスピーディに導入することもできるでしょう。耳つぼダイエットの講座によっては、資格取得後も勉強会などのカリキュラムが用意されている支援サロンもあるようです。サロンのコンセプトやオーナーの考えに合うようでしたら、導入を検討してみても良いのではないでしょうか。
付加価値をつけて充実したサロン作りを
エステティシャンを天職と感じている方や、人を癒す事が大好きな方にとっては、「いつか自分のエステサロンを持ちたい」、「開業したい」と考える方も多いでしょう。昔に比べると開業のハードルは低くなった傾向にありますが、エステサロンにおいては大規模から小規模まで、さまざまなサロンが乱立する状況になっているようにも見えます。長くサロンを続けるには、「ここしかない」とお客様に思ってもらえるようなオリジナリティあるお店作りをすることも重要になるのではないでしょうか。どんな付加価値をつけるか、方法はさまざまですが、自分自身も楽しめるようなメニュー作りをすることも、一つのヒントとして考えてみてはいかがでしょうか。
